パタンナーaridonのメモ帳

(株)インプルーヴでパタンナーやってます。

ニットの成型商品のまとめ方のコツ①

 

 

梅雨入りしましたね~。( ;∀;)

 

今年の梅雨空は期待を裏切らず、ど~んよりしていますね。

 

湿度も上がり、少し動くと汗ばむ季節となりました。

 

 

 

しかーし。

 

 

アパレルの商品企画や開発する私たちにとっては、

 

梅雨であろうと、真夏であろうと

 

季節に関係なく、企画中のサンプルチェックはやってくるわけです。

 

暑いときに秋冬物、寒い時に春夏物の企画をする。。

 

これ、アパレルあるあるかもしれませんね。(^^;

 

 

 

 

先日、

 

この2018年の秋冬物として納品予定の

 

インドの工場のオーガニックコットンのセーターの先上げ商品が

 

日本に届けられました。

 

 

先週は、2019春夏商品の1stパターン出しをしていたので

 

頭の中を ”秋冬もの” に切り替えての検品です。

 

 

 

 

 

通常、

 

一枚のセーターが店頭に並ぶまでに

 

少ない場合で、最低一回。

(一度のサンプルで本生産にGOするのは、うちではあまりないことですが)

 

 

今 私たちが携わっている、こちらのブランドでは3回~4回

 

サンプルを作って、修正すべき点などをチェックしています。

 

 

今回は、そのサンプルの中でも

 

本製品になる最後の段階でのチェックです。

 

 

 

デザインやパターンの修正点は

 

1stサンプルアップ時に済ませています。

 

1stサンプル~3rdサンプルで、ほぼ満足のいく商品に仕上がっていたのですが、

 

本製品を作る工場のラインでサンプル(Topサンプルと呼んでいます)を作ると

 

今まできれいに問題なくできていたことが

 

出来なくなっている。。ということが、ままあります。

 

 

 

【例】シンプルなタートルネックの衿リブ部分の編み出し。 

 

 

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赤丸で囲っている部分。

 

波打ったようにヘラヘラしていますよね。

 

リブの端がすっきりしていないと、全体の商品の印象が垢ぬけないものに

 

なってきます。

 

 

そして、こちらはオーガニックコットンの商品。

 

コットン商品は、着用回数が増えるにつれて 生地が柔らかくなることはあっても

 

洗濯の度にもとに戻ったりという

 

復元性の高い素材ではありません。

 

 

なので、店頭でお客様の目に触れる 商品として出来上がった時が

 

満足のいくパーフェクトな状態でないとよくないのです。

 

 

こちらのリブの端の状態。。

 

一番端のループ目(編み目)が、それより内側の目の大きさに比べて

 

一回り大きくなっていますね。

 

 

これは たぶん、編みだしの目を作るときに使う

 

「抜き糸」が太すぎるために、このようになっているのだと思います。

 

なので、このサンプルに使用している抜き糸を

 

もう一回り細い規格のものを使ってもらうように指示しないとダメですね。

 

 

あと、抜き糸が太すぎると、最後の仕上げに糸を抜くときに

 

ループ目に引っかかって

 

その部分が伸びたりして綺麗なしあがりになりませんね。

 

そういう意味でも、抜き糸の太さや素材は

 

重要なのだと思います。

 

 

 

 

 

 

【例】ガーター編みの脇の接ぎ部分

 

 

 

次に目がいったのが

 

2段ガーター編みのセーターです。

 

3rd SPLまでは身頃の脇線は、比較的にすっきりと仕上がっていたのに、

 

Top SPLでは、表側から見ると ガタガタになってました。

 

 

その理由は、パーツの接ぎ(リンキング)にあるとみて、ひっくり返してみると。。。。

 

 

3rd SPLとの違いが明らかに。。

 

 

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皆さんは、この違いが判りますか?(^^;

 

 

 

①パーツの端のすぐ横をリンキングしている

 

②パーツの端~0.5㎝程内側をリンキングしている

 

 

 

表からみて綺麗に仕上がっていた 3rd SPLの接ぎは、

 

どちらのほうかお分かりですか?

 

 

。。。。。。

 

 

 

 

答えは、② です。

 

 

ガーター編みのように、組織が凸凹になっているものは、

 

天竺組織のように平坦な編み地と違い

 

編み地の端まで凸凹と歪んでいることが多いです。

 

ですから、編み地の端でリンキングをしてしまうと、

 

その端の歪みの影響を、接ぎ線にもろに受けてしまうことが多いのです。

 

ケーブル編みのセーターで、端までケーブル柄が入っているものも同様のことが言えます。

 

その場合は、編み端から少し内側に入った場所でリンキングする方が

 

表側から見た場合に、すっきりとまっすぐに仕上がります。

 

 

 

同じ様に編まれたパーツでも、

 

接ぎ方一つ異なれば、商品の仕上がりに大きく影響してきます。

 

リンキングも特殊なニットの工法の一つといえると思います。

 

 

 

 

 

そして、この写真のリンキング目。。

 

少し特殊なマシンで 日本では同じものは見かけないのですが、

 

二本の糸が交差するようにステッチされていくので

 

ガッチガチに留まってしまうという。。。(泣)

 

ものすごく硬くて頑丈なリンキングなのです。。

 

 

この、インドの特殊なリンキングマシンについては、

 

またの機会にお話しできれば! と、

 

思います。

 

 

 

 

お客様に届く前の、最後のサンプルは、

 

このように、縫代をひっ繰り返したりしつつ

 

細かくチェックしていってます。

 

 

この修正が、現場の工場に理解してもらえますように

 

今日も頑張りますね!

 

 

 

#ニット商品 #ニットサンプル #リンキング #セーターができるまで

 

 

 

 

 

 

「半・分解展」を体感して

先週の5月26日に東京都渋谷区で体感してきた”半・分解展”について

感じたことを、留めておきたいと思います。

 

 

 

 

≪それはtwitterで偶然に。≫

 

 

皆さんはSNSを活用していますか?


今や、SNSは生活や仕事に欠かせないツールの一つですよね。

 

私も FB、twitter、lineとアカウントを持ち、其々ほそぼそと活用していますが

普段もマメに覗いて更新している数が多いのは圧倒的にtwitterです。

 

 

最初は実名を用い 仕事の延長で活用していましたが

 

ビジネスツールとしての需要が FBのほうに移ってきたなぁ。。と感じた数年前から

「あ、じゃあ twitterは好きなことや興味ある分野の活用の場にしよう!」と決めて

 

今は、自分にとって居心地の良い交流の場として使わせてもらってます。

 

 

 

そんな私にとっての大事な情報源のtwitterで、

 

今回の展示会を知りました。

 

 

 

 

 

 

≪#半・分解展って何??≫

 

主催は長谷川彰良氏

 

フランス革命から第二次世界大戦前の衣服を

半分・分解し「標本」にする

”半・分解展”

 

標本の元となるアンティークの服はすべて長谷川さんの私物だそうです。

 

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ちなみに館内は写真OK

 

FB、twitter、インスタグラム のSNSでの発信はすべてOKです。

( #半・分解展 をつけて発信したら尚良しとみました。)

 

 

私もtwitterで得た このくらいの内容しか知らずに

 

 

5/23-28日、東京開催?

 

ちょうど25‐26日東京にいるやん!って軽いノリで見学に行くことに。。

 

 

 

 

 

いやぁ~、なかなかの衝撃でした。

 

 

半分・分解されたアンティークの服が、

 

ガラスケースの中に収まるでもなく

 

白のキャンパスに見立てた布に、展示されている。

 

そして

 

片割れをなくした無残な服がトルソーに ポツン とかかっているんですから。

 

 

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フランスの消防服のアンティーク

 

 

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時代背景や、当時のパターンの流行など。

 

前中心も脇に向かって少し湾曲しているのがわかりますね。

 

長谷川さんの解説や解釈なども。

 

 

 

私もメンズのパターンは専門外なので、詳しくは語れませんが

 

パターン上で見るかぎり、A.H底がかなり浅く袖山も低く見えます。

 

袖巾は太いけど、着用したらどうなるのだろう?と

 

早速 試着してみることに。

 

 

 

 

当時のパターンを忠実に再現して作った5サイズの試着サンプル。

 

(ちなみに会場ないにある試着SPLのパターンは、一部を除き購入も可能なようでした。気に入ったら製品にオーダーも可能とのこと!)

 

 

 

 

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私は、サイズ2を着用。

 

一人で撮影するのなれてなくって見づらいけど、

 

袖のゆとりの出方は何とか写ったかな。

 

 

 

袖山は低いけど、巾にゆとりがあるので全然ピチピチにならないのね。

 

 

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身頃は細身で袖が太いってのが、この頃の流行なのかな。

 

 

 

 

↓ ちなみにこちらが 半分残ってるモデルとなった消防服。

 

 

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そして、会場内で一番?みんなが試着していた ”ストームコート”

ゴム引きのバイク乗りのコートだそうです。

 

 

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実際、解体されて残っている ”半分” ↓

 

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これがですねぇ~。

 

普通のコートのように着用も出来るし、上の写真のように

 

前身頃と後身頃のボタンを留めると つなぎのようになるのですよ!

すごい!

 

 

 

試着サンプルは、簡略化して作られているそうで、

ほんものを再現すると、かなり着るのに骨が折れるそう。^^;

 

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で、こちらが解体された半分たち。

 

 

 

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しかし、綺麗さっぱり分解されてるねぇ。

 

昔の職人も、まさか100年後の職人に

ここまで丸裸にされるとは思ってもみなかっただろうな。

 

 

 

ストームコートについての解説の一部 ↓

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試着サンプルの一部

 

 

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バイク乗りのためのコートなので、

 

上着を包み込んで着れる様に、かなり広い袖巾から袖口に向けて分量を絞るために

袖口はダーツ+タックと言う作り方らしいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この他にも軍服、フランス革命前の貴族の服!など。

 

すごい、よく集めれたな!って感心するほど、

 

パターン解明のために、ここまでする!ってくらいの数々の展示が~~。

 

いやいや、彼のお陰で私もこの子達を拝めてるんやけど~~~。
このこだわりは変態の域!!←超絶のほめ言葉です。ハイ!

 

 

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期間中、毎日少しずつ解体していたという貴族の服。。

 

 

 

 

 

 

 

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会場内には、

 

昔々のポートレートも!

 

 

服に注目してみると、面白い。

 

 

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とまぁ、

 

 

普段なら

 

「この服どうなってんねやろ?」と

 

ひっくり返してみることはあっても、まさか解体してはっきり解明するところの発想!

面白さに感服した次第です。

 

 

 

そして、ミシンという魔法の道具のない時代の

 

職人さんの腕! 仕立ての頑丈さにも感服いたしました。

 

A.Hの途中とか、解きかけているものもあるし、

 

本当に面白かった。

 

 

でも、ぶっちゃけ自分が作った服なら解体されたらちょっと微妙。。

 

これも、また100年後の職人さんに向けてのメッセージなのね。と納得するのだろうか、と。^^

 

 

 

 

 

 

私のようにパターンを勉強している人も

 

単に服が好き!っていうひとも

 

みんなに見てもらいたいな~と思いました。

 

 

 

半・分解展は

 

今月は名古屋のギャラリー矢田で開催されます。

6/12-17

 

詳しくは長谷川さんのbrogへ。どうぞ。

http://rrr00129.blogspot.com/

 

#半・分解展 #パターン

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新入園の季節

 

 

4月。

新学期を迎えましたね。

 

今週から真新しいスーツの人を多く見かけます。

 

多分、大学とかの入学式を迎えた方でしょうか。

 

初々しくって、

自分にもこんな時期あったんだなぁ、って

 

懐かしく

甘酸っぱく思い出しますね。。

 

もう四半世紀以上 昔のことですもん。

 

 

 

 

同じく

今週、とても懐かしい気持ちにさせてくれたことがあります。

 

 

毎朝 三宮からフラワーロード沿いに歩いて通勤してるんですが

その道沿いに

保育園(託児所かもしれません)があります。

 

その前を通ったときに

泣き声がすごいんです! 

 

昨日から。

 

 

その声を聞いて

『そっかー。新入園児さんが入ったのね』

と、気づきました。

 

そこの保育園は乳児専門(主に0~2歳児)のようで

泣いて登園しているのは、1歳前くらいのお子さんが多いようです。

 

 

多分

産休・育休明けの働くお母さんが

利用されているのでしょう。

 

扉が開いて、中がチラッと見えたら

先生に抱っこされてる子も

ママとバイバイしなきゃいけない子も

みんな泣いています。

 

 

あれだけ泣き声が響いていれば

大丈夫な子も、不安になってくれでしょう。

 

それ以上に

預けるお母さんも、不安でいっぱいです。

 

今朝は夫婦で預けに来ている場面に遭遇しました。

 

 

20年近く前

私が

育休明けの会社復帰に備えて

長女の慣らし保育を始めたころを思い出しました。

 

 

長女が私と離れたくなくて。

泣いて泣いて

バイバイしても、通りを曲がるところまで泣き声が聞こえてきて

帰り道 耐えれなくって

泣いて家まで帰ってました。

 

とうとう、それが耐えれなくなり

夫にも同じ思いをしてもらおうと

 

今朝、私が見た光景と同じように

夫を連れて、預けにいったことも。。

 

案の定、

その帰り道は

夫婦で無言で帰宅しました。(苦笑)

 

 

職場復帰しても、

熱をだして、不意のお迎え電話や欠勤などで

心苦しい毎日が続きます。

 

 

あるとき 

同じ部署の男性社員の方に

 

「そんな小さいうちに預けるなんて、かわいそうで僕なら出来ない」 とか

 

「3歳までは、お母さんと一緒にすごすべき」とか

 

本人には悪意はなかったとはいえ

そんな言葉に傷ついたこともあります。

 

 

働くお母さんが、

何の迷いもなく、子供を預けて離れているわけないですよね。

 

20年近くたって、

働くお母さんも増えて

私と同じように周囲からは言われないかもしれませんが

常にママたちは

「ほんとにこんな可愛い時期に預けてもいいのかな」

と 不安になっています。

 

 

でも、

 

でも、大丈夫です

 

 

 

うちの子 20歳、16歳、11歳ですけど

 

今も めっちゃ可愛いですー( *´艸`)

 

 

3歳までが可愛いなんて あれ、嘘ですね。(笑)

 

だから、

心苦しくならなくって

大丈夫です。 (キッパリ)

 

 

大きくなっても、それぞれの時代可愛くって

その時々で

成長を感じれます。

 

だから、

お母さんの大事な仕事を 育児のためだけに

あきらめることは

してはいけませんよ。

 

私も、紆余曲折ありましたけど

細々と 仕事を続けたおかげで

今もこうしてパターンの仕事を続けることが出来ています。

 

仕事と家事の両立は、

しんどいこともあるけれど

 

それぞれが

お互いの気持ちの逃げ道になってます。

 

仕事がいやなときは家が

家がいやなときは(おいっ)仕事が

いい意味で気持ちの切り替えを

させてくれます。

 

 

この一二ヶ月を乗り切って

いや

半年かもしれないけど

 

ママもお子さんも

自分のペースを見つけて

生活を楽しんでくださいね。

 

陰ながら応援しています。

 

#子育て #保育 #働くお母さん #ワーキングマザー #保育園

 

 

 

 

 

 

 

 

彫刻作品から受けるパターン展開のヒント

9月が終わり、台風も去り、10月がやってきましたねー。

 

 

 

ここ神戸も昨日からぐっと

 

さわやか?というか

 

秋めいてきました。。

 

昨夕の帰宅時は、ちょっと半袖では寒いくらいでした。(。・ε・`。)

 

 

「秋」というと、

 

・スポーツの秋

・芸術の秋

・食欲の秋

 

昔から色々いわれていますが

 

あなたが真っ先に思い浮かぶものはなんですか?

 

 

aridonはですねー。

 

なんと、芸術の秋!

 

(*・∀-)☆

 

意外でしょうか?

 

 

 

毎日の通勤路のフラワーロード

 

別名『花と彫刻の道』

 

となっていたのを知ったのは、つい先日のこと。

 

 

ブロンズ像やモニュメントなどなど、沢山あるな~、って

 

歩きながら感じてたんですが

 

なんと、37点もの彫刻が

 

加納町から二号線までの間に点在しているみたいです。

 

 

その中の一作品に

 

ひどく魅了されたわたし。

 

(✿ฺ-ω-)

 

 

それが、兵庫トヨタ本社の前にある

 

こちらの作品。

 

「歩く鉄」

 

でございます!(*≧▽≦)bb

 

 

 

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見事に歩いています!

 

 

左から右に歩いています!

 

 

もう、歩いて歩いて、

あと一歩踏み出しちゃうと、落ちちゃうよー。ww

 

 

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横から見たところ。

 

 

鉄の板を、がっしりとボルトでとめてますね~。

 

 

毎日見てると、

この大きな鉄が、人間に見えてきてしまう不思議。。。

 

 

これが、芸術の力なんですよねーー。(●´艸`)ヾ

 

 

 

自分的に、何でこの作品に魅かれるのか

 

少し分析したんですけど。。

 

 

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このね。

 

歩いている「脚」の部分の

 

ウエーブの感じ?

 

っていうんですか?

 

 

一見、不ぞろいな様でいて

 

実は、動きが自然にそろっているように見せているんですねぇ。

 

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脚の曲がり方が、ちゃんと同じ方向に流れているのですよ。

 

 

赤は左側に、青は右側に流れてますよね。

 

ちゃんと水の波紋のように、すべての脚がそろってます。

 

 

隙間はイレギュラーですけど、まぁそこは外しとかないと

 

逆にきっちりしすぎたら、魅力がないですもんね。

 

(。・ε・`。)

 

 

 

一枚一枚の鉄の曲がり方は違うけど

 

合体すると、こんなに一体感が生まれるんですね。

 

 

横から見たらこんな感じ↓

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。。。。。。

 

彫刻作品について、熱く語る私って

 

怖いですか?(笑)

 

 

でもね、これ仕事にも生かせるなーって

 

ふと、ひらめいたんです。

 

 

 

 

何回も見ていたら、

 

この表現方法は、フリルとかフレアーのパターン作成にも

 

生かせるんじゃないかって。

 

 

 

単調なフリルやフレアーの展開をするときって

(デザイン性のあるフリルやフレアーはこの非ではありませんが)

 

つい同じ分量を均等に展開してしまいがちです。

 

 

だけど、展開の隣同士で微妙に分量に差をつけてみると

 

「そこ」だけ見ちゃうと、不ぞろいかもしれませんが

 

服(作品)としては、大変 味のある、魅力のあるものに

 

仕上がるかもしれませんね!

 

 

 

わたしが、この「歩く鉄」に

 

無性に魅かれるように、

 

 

私が作ったパターンで出来上がったお洋服を

 

「大好き」で着てくれるお客様が一人でも増えてくれたらうれしいなぁ。

 

 

 

#パターン #パターン作成のヒント #彫刻 #フラワーロード

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オフィスを引っ越しました

 

 

 

いきなりなのですが、事務所を移転しました!

 

 

前回の投稿時から、

 

バタバタバタ。。。。。。と

 

移転の準備に忙しくって、すっかり投稿が滞っておりました。。

 

 

なんせ、実質女性二人で荷物を片付けていたので

 

それはもう、、、もう、、。゜(゜´Д`゜)゜。

 

大変な状態でして。

 

 

旧事務所から移転するにあたり、

 

家具やテーブルを引き取っていただいた皆様。

 

本当にありがとうございました。

 

この場をおかりして御礼申し上げます。(´・ω・`)

 

 

 

 

まだすっきりと落ち着いているとは言えないのですがー、

 

なんとか 仕事のできる環境になりつつあります。

 

 

 

移転先は、デザイン・クリエイティブセンター神戸。

 

2012年8月に設立。

 

旧「生糸検査所」を改装して、デザイン都市神戸にふさわしい建物に

 

生まれ変わりました。

 

通称「KIITO」(キイト)の中のクリエイティブラボスペースになります。

 

 

神戸の方はご存知でしょうかね。

 

えっ!?

ご存じない。。?

 

 

では、aridonのつたないご紹介ではありますが、

 

皆さんに KIITOをご紹介したいと思います。

 

 

 

 

三宮からフラワー道路を南に下ります。

 

二号線を超えた交差点。

 

西側には、神戸税関が見えます。

 

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神戸税関を道を挟んだ東隣に、KIITOはあります。

 

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フラワー道路から歩いてきたら、一番最初に目に付く西側の入り口です。

 

 

 

 

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何様式、、って言うのかわかりませんが(汗) おそらく価値のある建物かと。。

 

 

入り口をを入ったところの階段の支柱や

 

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踊り場も、

 

 

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石のつくりで、歴史を感じさせます。素敵です。

 

 

 

 

 

階段をあがると、二階には

 

生糸検査所ギャラリー。

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これまでの歴史や、当時の生糸の品質検査方法を

 

実際に使用されていた機器の展示、写真、映像で紹介してくれています。

 

 

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水分検査機。こんなので計ってたのねー。

 

 

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すごい大きさなので、迫力あります。

 

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色見本もあったり。。。シルクって白~生成りがかったのまでありますものね。

 

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当時の登録商標のラベルも、沢山展示してあります。

 

 

 

ほかにも、巻き取り板やいろんな器具の展示も。

 

かなり興味深いです。

 

こちらは、月曜日(休館日)以外はどなた様でも自由に観ることができますよ。

 

 

 

 

そして、同じ階にある「ライブラリ」

 

 

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デザイン&アートシーンを伝えるフリーペーパーを全国から集めていて

 

自由に観ることができます。

 

 

素敵なミーティングスペースもありますよ♪

 

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んー。居心地のよさそうな空間ですね。

 

 

仕事中に煮詰まったら、休憩にこようかしら?(笑)

 

 

 

このほかにも

 

一階には大きなイベントスペースが三箇所あります。

 

 

こちらは、そのひとつ「ギャラリーB」に入る入り口。

 

 

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天井も高いですね!

 

 

 

 

 

こちらは、+クリエイティブスタジオ。

 

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KIITOのプロジェクトの一部をご紹介するアーカイブ

 

常設展示されています。

 

場所は、西入り口を入って左横にあります。

 

 

その前にあるのが「キイトカフェ」

 

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今日の日替わりランチは「オムライス」らしいです。。美味しそう。

 

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ここのインテリアも、生糸検査所に使用されていた機器を利用していたりと

とっても興味深い。。。

 

 

ちなみに、日替わりランチは、お野菜たっぷりでめっちゃ美味しいです~。

 

あ、kiitoカレーも美味しいですよ☆

 

 

エレベーターホールに行く手前のスペース。

 

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中庭の手前、、、KIITOになっとる。。

 

 

そして、ここら辺は港湾地区になっていて

 

周辺にコンビニがないのですよね。

 

静かな立地でいいのですが、コンビニないのが不便。。

 

って思ってたら、

 

ありました!

 

 

ファミリーマートの自販機が!(驚)

 

 

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手前のファミマの自販機。おにぎりや調理パン、カップラーメン売ってる。。

アイスもあったら尚よかったのに。。

 

急な残業のときなんか、

 

きっと私のお腹の虫を、収めてくれることでしょう。。

 

 

 

 

 

 

 

クリエイティブラボスペースには、数十社のオフィスが入居されています。

 

 

多くが、3,4階に入居されていて エレベーターで上がるのですが、

 

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う~~ん。かわいい。

 

 

とまぁ、

 

建物全体がなんともデザインされていて、落ち着きますねーー。

↑日本語おかいしい??

 

 

 

実際に、こちらに入居されている会社は

 

デザイン関係の会社や、クリエイターの方のみに限られていて、

 

私たちもその中に入ることが出来て、本当に光栄でございます。

 

(●´艸`)ヾ

 

 

KIITOの名に恥じないように、

 

しっかりとクリエイティブなお仕事をしていきたいと思います!

 

 

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入り口にマネキンがおいてあるのが目印!

 

 

どうぞ、お近くにお越しの際には、お立ち寄りくださいませ。

中はごちゃごちゃで落ち着けませんが(汗)

 

KIITOカフェで一緒にお茶しましょう。ww

 

 

新住所 〒651-0082

     神戸市中央区小野浜町1-4 デザイン・クリエイティブセンター神戸420

    TEL 078(321)6808 ←電話番号変わりました。

 

 

 

    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

書いているのはこんな人です。

 

 

はじめまして。

 

縁あって、こちらのサイトにいらした方。

ありがとうございます。

 

ニットを得意とした商品開発をしている「株式会社インプルーヴ」

パターン業務をしている Aridon です。

 

そして、世間では「パターン業務をする人」のことを「パタンナー」と言います。
※パターンは服の製図です。

 

パタンナー」って耳にしたことがない人の方が多いかな?

アパレル業界にいらっしゃる方なら、ご存知だとは思いますが、、



あ、ちなみに

海外では、「パターンメーカー」と呼ばれています。

【パターン(製図)をメイク(つくる)人】

そのまんま!\(◎o◎)/!ですね~。

 

私が、前職のアパレルメーカーに勤務している時代に

よく勉強会に参加させていただいていた

パタンナーの大御所であるO先生が、

良く「パターンメーカー」とおっしゃってました。(^_-)-☆

(↑「パ」にイントネーションつけます。)

 

アパレルデザインの専門学校を卒業後、新卒で神戸のアパレルメーカーに就職。

会社の中の主幹ブランドに、パタンナーとして配属されました。

パタンナーだけで20人もいた、大きなブランドです。

その中でも<ニットセクション>のチームに配属、

ニットパタンナーとしてスタートを切りました。

 

ニットセクションは「編地」を使った商品のパターンを全てひきます。

横編み機で編地だけを編んで、パターンをあてて裁断して縫製する

いわゆる「ニットソー」の商品のパターンもひきましたし、

編機から編み下がった時に、前身頃・後身頃・袖のパーツが形になって編み上げる、

それをリンキングで縫製して仕上げる「成型」のパターンもひきます。

 

入社時に私が指導してもらった方は男性で、当時のセクションのYチーフでした。

毎日のように残業して、チーフの仕事のフォローをする係。

沢山、色々なことを教えていただきました。。(遠い目。。)

 

当時は、忙しさのあまり やけ酒を飲む日もありましたがww

今日の私があるのも、その時にチーフと一緒に業務をこなした

経験があるからこそだと思います。

Yチーフ、ありがとうございます!

面と向かっては中々言えないので、ここで言っておこう。。(笑)

因みに Yチーフとは、ニット業界ではかなり有名な存在だと思いまーす。

 

ニット商品なら、ジャケットもパンツもスカートのパターンもひきました。

当時、裏地付きのニットジャケットも流行してたので、

ニットの垂れ分を計算したりしながら、パターンをひきましたねぇ。

現在では、ニットの裏地付きのコートやジャケットって

中々お店では見かけませんものね。

 

前職のブランドはニット商品の比率もかなり多くて

ニット専門のデザイナーさんもブランドの三分の一以上はいたかもです。

本当にたくさんの素材(糸)にふれる機会にも恵まれ

そこで学んだことは、私の中で大きな財産になっています。 

 

現在の仕事にも、

もちろんこれからの仕事にも大いに役立てて、

インプルーヴとかかわる皆さんに還元していきたいです。

 

 

「三つ子の魂、百まで」

 

じゃないですけど、

パタンナーの礎を培ったブランドなので

多分、これからも思い出話とかで

登場することでしょう。。。