パタンナーaridonのメモ帳

(株)インプルーヴでパタンナーやってます。

パタンナーって?

少し前のことですが、

 

うちの会社がある「KIITO=デザインクリエイティブセンター神戸」の一階で開催されていた「素材博」で出展していた業者さんと話したことを書きたいと思います。

 

 

素材博とは、、素材博覧会

 

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手芸や洋裁やアクセサリー作りの材料となる。まさに「素材」が

 

一堂に会した博覧会なのです。

 

もちろん販売していますよ~。

 

毎年、開催されているようで

 

入場無料だし、ハンドメイド好きの方なら

 

一日中、見て回れると思います。

 

 

 

私も、お昼の休憩にチラッと見に行くつもりが

 

沼に落ちるように足をとられつつww

 

やばいー、とわれに返り職場に戻ってきたのでした。。

 

 

 

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ささっと見ただけでしたが

 

このくらいをゲット。

 

 

 

可愛い手作り糸をゲット。

 

 

 

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そして、ビーズやピアスの金具、 コットンパールも。

 

 

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古着っぽい、生地のハギレもゲットしたので、

 

後日、家でターバンを作ってみた。

 

 

 

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娘に作ってみたのだが

 

おばさんみたいでヤダ!ってことで

 

撃沈。

 

ちーーーん。

 

 

仕方ないから

 

また私が使おうか。

 

 

 

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今度からは、ちゃんと娘に確認取ってから作ることにします。

 

 

 

って、私の作ったものの紹介などではなく!!

 

 

このハギレを購入した生地屋のご主人との話で

 

「はて。」と感じたことなのです。

 

 

ご主人と言っても、多分私と同世代か年下、

 

アラフォーかアラフィフの方とは思うのです。

 

 

生地の説明を色々して下さってたんですが、

 

 

 

*********************************

 

私「そうですよね^^。わかります。

  パタンナーしてるんで、大体洋裁のことはわかるので」

 

主「えっ?パタンナーされてるんですか?」

 

私「はい、そうです。」

 

主「パタンナーって、最近はあれですか?

  CADでパターンをひいて、データ送信で終わるんですよね」

 

 「昔みたいに、ピン打ちしたりして、イチから手で引いたりしないんですよね?」

 

私「えっ!!

  ^^; 私、今でもピン打ちしてドレーピングして、手でパターン引いてますよ。」

 

主「えぇーー。そうなんですか。

  ちゃんとされてるんですね。

  最近話するパタンナーさんは、ほとんどCADで仕事するって聞いてたんで。。」

 

*********************************

 

 

確かに、CADというパターンオペレーションシステムはあります。

 

私がパタンナーになった20何年か前に、今のCADより使い勝手は悪いですが

 

東レのCADも会社に導入されていて、グレーディングに使用されたり

 

ファーストパターンをデジタイザーで入力して、工場にオンライン送信していました。

 

また、簡単な修正をデータ上でしたりもしていました。

 

ただ、当時はマスターパターンの作成は、あくまでアナログで。

(アナログっていう言い方も好きではありませんが。。)

 

シーチングでピン打ちしたり、トワール組みをしてシルエットを確認したものを

 

データ入力していました。

 

 

しかし、今はコンピュータ化の時代。

 

CADも東レさんだけではなく、ユカ&アルファ、島精機のSDSにもPGMはついています。

 

 

パタンナーとは、パターンを作る人のこと。

 

なので、確かにデータ化しているパターンをCADで触れなくちゃいけないのかもしれない。

 

いまどきのパタンナーさんはCADが出来て当たり前なのかもしれない。

 

私のように、まだCADが当たり前の日常になかった時代の人は

 

専門学校でCAD操作の学習もしておらず、皆さん仕事で習得していったんじゃないかと思います。

 

私は、、というと

 

最近島精機のPGMの練習を始めたばかりで、CAD操作に関していえば

 

超ドンくさいんですけど。悲

 

 

 

ただ、CADがさくさく触れたら一人前のパタンナーっていえるのかなぁ?

 

CADだけで、パターンのすべてを正しく作成できるのだろうか?

 

それって、パタンナーというよりも

 

CADオペレーターの仕事と言えるんではないだろうか。

 

 

 

 

アナログのパターン操作も、CADのパターン操作も

 

操作する時に考えることは一緒で、

 

・ここで、何センチ展開してフレアー分を出す。

とか、

・アームホールラインを内側に数ミリ入れて華奢に見せる。

とか、

・袖の分量をひじ周りでゆとりを出して、袖口の分量はキープで。

とか、

 

操作する内容を確定し、操作方法(やり方)は、そのパタンナーさんの頭の中に

あると思います。

一つの答えを出すまでの導き方は、本当にパタンナーさんによって違うと思うので。。

 

逆に言えば、それがそのパタンナーさんの味と言うか個性と言うか。。

 

その方法がはっきり分っていないと、紙のパターンでもCAD上の操作も

出来るはずはないです。

 

だから、きちんとCADでもパターンを扱える人は、アナログのパターン操作も出来るに違いないはずなのです。

 

 

 

そして、

その自分が作成したパターンが正しいかを確かめるために

シーチングでトワールを組んだり、ピン打ちするパタンナーさんでありたい。

 

今、3DシルエットでCAD入力したパターンを見える機能もありますよね。

 

分るんですよ、分るんです。。

それで 随分シルエットの連想も出来るし、

時短にもなります。

 

 

私もシーズンのパターンのすべてをトワールで確認できない時もあるし、

簡単な確認作業のときは、随分楽なんだろうなぁ。。と思います。

 

 

ただ、ここぞ!ってときの、自分の目で確認したいシルエットのこだわりなんかは

やっぱり自分の手でピン打ちして、

何なら、そのトワールで組んだものを体に当ててみて

バランスなんかを確認したい!

と思うのですよ。。

 

そのうち、化石かシーラカンスかwwって言われそうですが。

 

やっぱり、私でしか引けない線というか、(CAD上でもそうですが)

そういうものにこだわって

パターンを作りたいと思います。

 

だって、簡単な操作で作れるパターンって

ヤじゃないですか?

どうせ自分が作るものなら、他の誰も真似できない線を

引きたいですよね。

 

これ、間違ってないですよね? 笑

 

 

    株式会社インプルーヴ  岡本    

      http://improve-knit.com

 

2018年W杯代表ユニフォームの比較など

ただいま盛り上がりをみせている

Wカップ2018 ロシア大会。

 

 

日本の予選リーグの初戦はコロンビアで

 

なんと2‐1で勝利!!

ここで、日本国内のW杯熱が一気に上がったような

気がするのは、私だけ~、ではないはず(´・ω・`;)

 

 

昨日、というか今日の未明に行われていた

 

第二戦も、なんとなんと接戦のうえ2-2のドロー。

 

私も別室から聞こえてくる応援の熱い声に寝れなくなり

 

ウツラウツラしながらも

 

最後まで視聴してしまった。

 

 

競合のセネガル相手に、試合運びでは決して

 

負けてなかったように思う。

 

と言うか、勝ててた試合だった。。

 

なので、ちょっと悔しさの残る試合となった。

 

 

決勝トーナメントにいけるかどうかは、

 

残り一試合の結果次第らしいし

 

是非是非、日本チームには決勝トーナメントに

 

進んで欲しい!と思います。

 

 

と、試合の結果も気になるところではあるけど、

 

私がなんとなーく気になって見ているのは

 

各国の代表選手が着ているユニフォームです。

 

 

スポーツウェアなので、専門外で詳しくはわかりませんが

 

画面で見る限り、ここ数年で

 

素材もうんと薄くなり

 

シルエットも体にフィットしてきている気がします。

 

その点でいうと、サッカー用が特別ではなく

 

スポーツウエア市場の全体の流行なんでしょうか。

 

最近のフィットネスウェアも

 

薄くってフィットしたものが多いですものね。

 

 

 

で、なんでしょう、、

 

昔は、襟付きのデザインもあったように思うけど、

 

今は丸首やVネックが主流なんですねー。

 

 

と、ちょっと気になったので、

 

少し調べてみました。

 

 

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まず一番気になるのが、ボディ(身頃)のシルエット。

 

体の動きに影響でやすいところですよね。

 

 

 

 

まずは、王道のセットインスリーブ。↓

 

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≪コロンビア代表ユニ≫

 

 

 

 

 

肩から袖付けまでがからにフィットしやすい

 

ラグランスリーブ ↓

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≪ブラジル代表ユニ≫

 

 

 

と、ボディは、大体この二タイプに分かれてます。

 

ラグランスリーブの袖腺の角度の入り方が

 

マチマチなところはありますが、

 

それは、スポーツメーカー各社のパターンの違いのような

 

気がします。

 

 

メーカーも

アディダス

・プーマ

・ナイキ

ニューバランス

ヒュンメル

・アンブロ

・エレア  などなど。

 

一般的には上からの三社が圧倒的に多いように見えますが

 

国によっては、自社のスポーツメーカーを取り入れていたり

 

なかなか調べると面白い。

 

 

 

ちょっと脱線しちゃいましたが

 

ボディの形で面白いな!と思ったのがこちら。

 

 

 

ラグランスリーブより切り替えの角度が

 

肩線に平行になり、エッジが効いている

 

エポーレットスリーブのユニフォーム。

 

今回の予選出場の32代表の中で、ここだけだったかも。。

 

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≪ペルー代表のユニ≫

 

 

 

 

裾のデザインも、この2タイプ

 

 

裾線まっすぐ or シャツのようにカーブ

 

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セネガル代表の裾まっすぐユニ≫ 

 

動物の柄が透けて見えるのかっこいい~。

 

 

 

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≪スペイン代表ユニ≫ 裾線カーブしている

 

 

 

 

 

衿は、丸首やV衿などがほとんどなんですが

 

ここで、私が

 

かっこいい!と思ったのがこちら! ↓

 

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パナマ代表ユニ≫

 

なんでしょう。。

 

ヘンリーネックのようなかっこよさ。

 

ユニフォームにしとくのもったいない。(笑)

 

 

 

 

身頃に、透かし柄とか、プリント柄とか

 

入っている国も多かったのですが

 

すこーし変わってるな、と思ったのがここです。

 

えっと、アーガイル模様??

 

 

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≪ベルギー代表ユニ≫

 

アーガイル模様とアディダスのマークのコラボが

 

又、なんともいえませんね。

 

 

 

 

あと、今回一番目を引いたユニフォーム!

 

ナイキの手がけたナイジェリア代表のユニフォーム ↓です。

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こちら、開幕前の予約段階で300万着を売る

 

大ヒット商品になったんだとか。

 

 

 

そして、選手の移動用のスーツもおしゃれ。

 

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なにこれ!

 

こんなスーツ、素敵過ぎるでしょ!!

 

靴も、靴も、かわいい。。。

 

めっちゃ似合っている。。

 

 

 

 

ナイキでは、このヒットを受けて、

 

ユニフォーム以外のストリート用として

 

こちらも展開しているそうです。

 

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やるな、ナイキ。

 

 

 

 

ということで、色々調べて思うことは

 

ユニフォームといえど、流行があって

 

市場に受け入れられると爆発ヒットになるんだーってことでした。^^;

 

 

 

にわかサッカーファンでも、

 

今後は各チームのユニフォームを楽しみながら

 

観戦したいと思います。

 

 

最後になりましたが

 

わが日本代表のユニフォーム

 

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テレビで見たときは、身頃がドット柄に見えたのですが、

 

こちらは日本独自の「刺し子」をイメージしているようですね。

 

このユニフォームも

 

某英国紙での人気ランキングの4位に入っているそうな。

 

流石です!!

 

 

 

 

 

株式会社 インプルーヴ   improve.com    岡本

      

    

 

仕事の「5S」

 

 

今日は梅雨の晴れ間とでもいいますか、とても暑くなってきました。

 

湿度も高くて夏を感じる日になりましたね。

 

明日は、またまた雨の予報です。

 

晴れ間も大事に活用しなくてはいけませんね。(´・ω・`;)

 

 

 

≪大阪北部地震が起こったそのとき≫

 

 

 

今週の月曜日、

 

大阪府北部を震源とした地震が起こりました。

 

発生時刻は、朝の7:58頃。

 

私は、大阪市内にある自宅で被災しました。

 

自宅の3階のキッチンにいた私は、

 

最初少し食器棚がガタガタっと揺れだした時

 

「大きなトラックでも家の横を通ったんかなぁ~」と思いました。

 

 

その後に、食器棚がドン!って突き上げられ、

 

揺れが益々大きくなると

 

直感で「地震!!」っと。 

 

 

 

まだ登校前の息子は机の下にもぐり、

 

出勤前の私は咄嗟に食器棚を押さえてました。。

 

 

 

阪神淡路大震災を経験している私は、

 

食器棚が一番先に倒れるって分っていたのですが、

 

ガラスの観音開きの扉を補助具で留めておらず、

 

中身が飛び出てくる!!って

 

体が咄嗟に反応しちゃったみたいです。

 

 

 

今思えば、ちょっと危ない反応だと

 

反省しています。

 

幸いに、我が家の居住区は

 

震度5弱程度で済んだのでよかったものの

 

もっと大きな揺れだと、

 

押さえてる私の上に棚が倒れてきますからね。

 

(その後すぐに、S字フックで扉を固定しました)

 

 

 

キッチンの棚の上にあったステンレスの大きなお鍋と、

 

水筒などが転げ落ちてきたのと

 

食器棚の中で少しのお皿が落ちて割れたくらいで、

 

さほど被害はなくて済みました。

 

ですが、冷蔵庫や電子レンジを入れてる家具も

 

数センチは動いていたので、

 

もっと激しかったらと!、恐ろしい。。

 

 

今回は南北にゆれたようで、

 

家具の配置・向きが、

 

その揺れの方向に耐えれたようです。

 

 

 

子供部屋の机などは引き出しが全部開いていたし、

 

電子ピアノや本棚などの重い家具も

 

10cmほど移動していました。

 

 

 

 

いやあ。 

 

本当に、地震は怖い。。

 

忘れた頃に、天変地異は起こります。

 

防災防災、って言うのは簡単ですが、

 

のど元過ぎれば。。。と言うやつで

 

持ち出し道具、転倒防止策、非常食・水、など

 

全然きっちりとできていなかったと反省です。。。

 

 

特に我が家は、猫の家族も4匹いるので

 

この子達の安全確保も最優先で考えなければいけない。

 

 

今回、4匹とも揺れが始まると

 

上の階に逃げていったのですが、

 

揺れが治まって一時間たっても、

 

そのうち2匹は姿を現さず

 

家庭内捜索することになったのです。

 

 

かなりの揺れと、物がおちて割れる音など、

 

ネコさんにはとても怖かったようで

 

(言葉が分らないので、地震を理解できないし)

 

地震から4日たった今でも、

 

必要以上に人間に甘える子もいれば

 

音に敏感になってしまい、

 

物影に隠れて出てこない子もいます。

 

 

 

震源に近い場所では、網戸を破って逃げた子や

 

揺れて開いてしまった窓から、

 

逃げてしまった子もいるそうで。。

 

ホント、ひと事ではございません。

 

 

 

我が家も、絶対に窓の外に出ることはないと

 

分っていても、

 

なかなか姿を見せない一匹を見つけるまでは

 

不安で不安で仕方ありませんでした。

 

 

一日でも早く、脱走したネコさんたちが

 

おうちに戻れますように。。

 

祈らずにはおれません。

 

 

 

 

 

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ぼくも ゆれがおさまっても こわくってなかなか でてこれなかったよ

あれから おおきなおとが するたびに

くらいところに にげこむの

にんげんがいると あんしんするけど

おるすばんのときは ものいれのおくに かくれてるよ

 

 

 

≪モノの5S から仕事の5Sへ≫

 

 

さて、そんなこんなで 今週は

 

地震で仕事ができない日もありましたが

 

なんとか納期も無事に

 

守り終えました。。

 

 

 

今日は、先日行った「5S」のことをご紹介です。

 

 

今年度からの会社の目標の一つとして

 

「5S」に取り組む日というのを

 

一ヶ月に一日設けることになりました。

 

「5S」・・・5つのS(サ行)のことで、

 

主に以下のことをさします。

・整理

・整頓

・清掃

・清潔

・躾

 

仕事柄、ニットの糸、編地、生地、

 

紙(パターン紙)、雑誌、などなど

 

オフィスには物があふれ返っている状態でして。。

 

資料として必要なものも多く、

 

物が多いのは仕方のないことだ、と半ば

 

あきらめていました。

 

 

しかし、物に囲まれて仕事していると

 

居心地が悪いし、なんか集中できない!など

 

不調を感じるようになりました。

 

思い切って会社内でそのことを話し合い

 

「そうだ! 月イチで5Sの日を設けて、強制的に整理整頓し物を減らしていこうよ」

 

ということになりました。

 

 

 

はい。

 

隊長は 言いだしっぺの私です。((´・ω・`;)

 

今月の5Sの場所などを書き出して指示します。

 

 

ざっくりしたメモ書き。。

これを頭に入れて作業するゾ。

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一日の中で行える作業を想定して

 

予定を組みましたが

 

なんとか、6時間ほどで作業は終了~~~。

 

 

 

 

私(岡本)の作業台である ガラスの机を

 

目標の東に面した窓の下に

 

置くことができました!(嬉)

 

そしてカラーBOX も2台つぶして廃棄(すっきり)

 

 

 

 

こうして 明るい外に向きながらブログも更新できます。

 

気分も明るくなって

 

効率も上がりそう~~。

 

 

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一昨日は、この机のお陰で

 

一人黙々と、インストラクションの更新を

 

14型分を終えることが出来ましたよ。

 

 

私たちが行ったのは、単なる「モノの5S」かもしれないけど

 

モノの5Sを通して、やがては「仕事の5S」もして行こう!というのが

 

この月イチの「5S」の本来の意味です。

 

 

 

**********************************

 

仕事の5S

整理・・・付加価値を生まない仕事は廃棄

整理・・・必要な時に必要な仕事が完了する

清潔・・・ムリ・ムラ・ムダの見える化と排除、問題解決力の向上

清潔・・・改善された業務を標準化・共有化

躾・・・・自主・自立型の人づくり、PDCAを回せる人づくり

 

**********************************

 

日常の業務に流されて、ついつい目先の仕事優先になってしまうけど

 

一ヶ月に一度でも、部屋の片づけをしながら、

 

自らの仕事の棚卸しもできるように

 

頑張ろうと思います。^^

 

 

㈱インプルーヴ  岡本

   improve.com

 

#5S #仕事の5S

 

ニットの成型商品のまとめ方のコツ①

 

 

梅雨入りしましたね~。( ;∀;)

 

今年の梅雨空は期待を裏切らず、ど~んよりしていますね。

 

湿度も上がり、少し動くと汗ばむ季節となりました。

 

 

 

しかーし。

 

 

アパレルの商品企画や開発する私たちにとっては、

 

梅雨であろうと、真夏であろうと

 

季節に関係なく、企画中のサンプルチェックはやってくるわけです。

 

暑いときに秋冬物、寒い時に春夏物の企画をする。。

 

これ、アパレルあるあるかもしれませんね。(^^;

 

 

 

 

先日、

 

この2018年の秋冬物として納品予定の

 

インドの工場のオーガニックコットンのセーターの先上げ商品が

 

日本に届けられました。

 

 

先週は、2019春夏商品の1stパターン出しをしていたので

 

頭の中を ”秋冬もの” に切り替えての検品です。

 

 

 

 

 

通常、

 

一枚のセーターが店頭に並ぶまでに

 

少ない場合で、最低一回。

(一度のサンプルで本生産にGOするのは、うちではあまりないことですが)

 

 

今 私たちが携わっている、こちらのブランドでは3回~4回

 

サンプルを作って、修正すべき点などをチェックしています。

 

 

今回は、そのサンプルの中でも

 

本製品になる最後の段階でのチェックです。

 

 

 

デザインやパターンの修正点は

 

1stサンプルアップ時に済ませています。

 

1stサンプル~3rdサンプルで、ほぼ満足のいく商品に仕上がっていたのですが、

 

本製品を作る工場のラインでサンプル(Topサンプルと呼んでいます)を作ると

 

今まできれいに問題なくできていたことが

 

出来なくなっている。。ということが、ままあります。

 

 

 

【例】シンプルなタートルネックの衿リブ部分の編み出し。 

 

 

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赤丸で囲っている部分。

 

波打ったようにヘラヘラしていますよね。

 

リブの端がすっきりしていないと、全体の商品の印象が垢ぬけないものに

 

なってきます。

 

 

そして、こちらはオーガニックコットンの商品。

 

コットン商品は、着用回数が増えるにつれて 生地が柔らかくなることはあっても

 

洗濯の度にもとに戻ったりという

 

復元性の高い素材ではありません。

 

 

なので、店頭でお客様の目に触れる 商品として出来上がった時が

 

満足のいくパーフェクトな状態でないとよくないのです。

 

 

こちらのリブの端の状態。。

 

一番端のループ目(編み目)が、それより内側の目の大きさに比べて

 

一回り大きくなっていますね。

 

 

これは たぶん、編みだしの目を作るときに使う

 

「抜き糸」が太すぎるために、このようになっているのだと思います。

 

なので、このサンプルに使用している抜き糸を

 

もう一回り細い規格のものを使ってもらうように指示しないとダメですね。

 

 

あと、抜き糸が太すぎると、最後の仕上げに糸を抜くときに

 

ループ目に引っかかって

 

その部分が伸びたりして綺麗なしあがりになりませんね。

 

そういう意味でも、抜き糸の太さや素材は

 

重要なのだと思います。

 

 

 

 

 

 

【例】ガーター編みの脇の接ぎ部分

 

 

 

次に目がいったのが

 

2段ガーター編みのセーターです。

 

3rd SPLまでは身頃の脇線は、比較的にすっきりと仕上がっていたのに、

 

Top SPLでは、表側から見ると ガタガタになってました。

 

 

その理由は、パーツの接ぎ(リンキング)にあるとみて、ひっくり返してみると。。。。

 

 

3rd SPLとの違いが明らかに。。

 

 

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皆さんは、この違いが判りますか?(^^;

 

 

 

①パーツの端のすぐ横をリンキングしている

 

②パーツの端~0.5㎝程内側をリンキングしている

 

 

 

表からみて綺麗に仕上がっていた 3rd SPLの接ぎは、

 

どちらのほうかお分かりですか?

 

 

。。。。。。

 

 

 

 

答えは、② です。

 

 

ガーター編みのように、組織が凸凹になっているものは、

 

天竺組織のように平坦な編み地と違い

 

編み地の端まで凸凹と歪んでいることが多いです。

 

ですから、編み地の端でリンキングをしてしまうと、

 

その端の歪みの影響を、接ぎ線にもろに受けてしまうことが多いのです。

 

ケーブル編みのセーターで、端までケーブル柄が入っているものも同様のことが言えます。

 

その場合は、編み端から少し内側に入った場所でリンキングする方が

 

表側から見た場合に、すっきりとまっすぐに仕上がります。

 

 

 

同じ様に編まれたパーツでも、

 

接ぎ方一つ異なれば、商品の仕上がりに大きく影響してきます。

 

リンキングも特殊なニットの工法の一つといえると思います。

 

 

 

 

 

そして、この写真のリンキング目。。

 

少し特殊なマシンで 日本では同じものは見かけないのですが、

 

二本の糸が交差するようにステッチされていくので

 

ガッチガチに留まってしまうという。。。(泣)

 

ものすごく硬くて頑丈なリンキングなのです。。

 

 

この、インドの特殊なリンキングマシンについては、

 

またの機会にお話しできれば! と、

 

思います。

 

 

 

 

お客様に届く前の、最後のサンプルは、

 

このように、縫代をひっ繰り返したりしつつ

 

細かくチェックしていってます。

 

 

この修正が、現場の工場に理解してもらえますように

 

今日も頑張りますね!

 

 

 

#ニット商品 #ニットサンプル #リンキング #セーターができるまで

 

 

 

 

 

 

「半・分解展」を体感して

先週の5月26日に東京都渋谷区で体感してきた”半・分解展”について

感じたことを、留めておきたいと思います。

 

 

 

 

≪それはtwitterで偶然に。≫

 

 

皆さんはSNSを活用していますか?


今や、SNSは生活や仕事に欠かせないツールの一つですよね。

 

私も FB、twitter、lineとアカウントを持ち、其々ほそぼそと活用していますが

普段もマメに覗いて更新している数が多いのは圧倒的にtwitterです。

 

 

最初は実名を用い 仕事の延長で活用していましたが

 

ビジネスツールとしての需要が FBのほうに移ってきたなぁ。。と感じた数年前から

「あ、じゃあ twitterは好きなことや興味ある分野の活用の場にしよう!」と決めて

 

今は、自分にとって居心地の良い交流の場として使わせてもらってます。

 

 

 

そんな私にとっての大事な情報源のtwitterで、

 

今回の展示会を知りました。

 

 

 

 

 

 

≪#半・分解展って何??≫

 

主催は長谷川彰良氏

 

フランス革命から第二次世界大戦前の衣服を

半分・分解し「標本」にする

”半・分解展”

 

標本の元となるアンティークの服はすべて長谷川さんの私物だそうです。

 

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ちなみに館内は写真OK

 

FB、twitter、インスタグラム のSNSでの発信はすべてOKです。

( #半・分解展 をつけて発信したら尚良しとみました。)

 

 

私もtwitterで得た このくらいの内容しか知らずに

 

 

5/23-28日、東京開催?

 

ちょうど25‐26日東京にいるやん!って軽いノリで見学に行くことに。。

 

 

 

 

 

いやぁ~、なかなかの衝撃でした。

 

 

半分・分解されたアンティークの服が、

 

ガラスケースの中に収まるでもなく

 

白のキャンパスに見立てた布に、展示されている。

 

そして

 

片割れをなくした無残な服がトルソーに ポツン とかかっているんですから。

 

 

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フランスの消防服のアンティーク

 

 

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時代背景や、当時のパターンの流行など。

 

前中心も脇に向かって少し湾曲しているのがわかりますね。

 

長谷川さんの解説や解釈なども。

 

 

 

私もメンズのパターンは専門外なので、詳しくは語れませんが

 

パターン上で見るかぎり、A.H底がかなり浅く袖山も低く見えます。

 

袖巾は太いけど、着用したらどうなるのだろう?と

 

早速 試着してみることに。

 

 

 

 

当時のパターンを忠実に再現して作った5サイズの試着サンプル。

 

(ちなみに会場ないにある試着SPLのパターンは、一部を除き購入も可能なようでした。気に入ったら製品にオーダーも可能とのこと!)

 

 

 

 

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私は、サイズ2を着用。

 

一人で撮影するのなれてなくって見づらいけど、

 

袖のゆとりの出方は何とか写ったかな。

 

 

 

袖山は低いけど、巾にゆとりがあるので全然ピチピチにならないのね。

 

 

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身頃は細身で袖が太いってのが、この頃の流行なのかな。

 

 

 

 

↓ ちなみにこちらが 半分残ってるモデルとなった消防服。

 

 

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そして、会場内で一番?みんなが試着していた ”ストームコート”

ゴム引きのバイク乗りのコートだそうです。

 

 

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実際、解体されて残っている ”半分” ↓

 

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これがですねぇ~。

 

普通のコートのように着用も出来るし、上の写真のように

 

前身頃と後身頃のボタンを留めると つなぎのようになるのですよ!

すごい!

 

 

 

試着サンプルは、簡略化して作られているそうで、

ほんものを再現すると、かなり着るのに骨が折れるそう。^^;

 

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で、こちらが解体された半分たち。

 

 

 

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しかし、綺麗さっぱり分解されてるねぇ。

 

昔の職人も、まさか100年後の職人に

ここまで丸裸にされるとは思ってもみなかっただろうな。

 

 

 

ストームコートについての解説の一部 ↓

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試着サンプルの一部

 

 

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バイク乗りのためのコートなので、

 

上着を包み込んで着れる様に、かなり広い袖巾から袖口に向けて分量を絞るために

袖口はダーツ+タックと言う作り方らしいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この他にも軍服、フランス革命前の貴族の服!など。

 

すごい、よく集めれたな!って感心するほど、

 

パターン解明のために、ここまでする!ってくらいの数々の展示が~~。

 

いやいや、彼のお陰で私もこの子達を拝めてるんやけど~~~。
このこだわりは変態の域!!←超絶のほめ言葉です。ハイ!

 

 

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期間中、毎日少しずつ解体していたという貴族の服。。

 

 

 

 

 

 

 

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会場内には、

 

昔々のポートレートも!

 

 

服に注目してみると、面白い。

 

 

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とまぁ、

 

 

普段なら

 

「この服どうなってんねやろ?」と

 

ひっくり返してみることはあっても、まさか解体してはっきり解明するところの発想!

面白さに感服した次第です。

 

 

 

そして、ミシンという魔法の道具のない時代の

 

職人さんの腕! 仕立ての頑丈さにも感服いたしました。

 

A.Hの途中とか、解きかけているものもあるし、

 

本当に面白かった。

 

 

でも、ぶっちゃけ自分が作った服なら解体されたらちょっと微妙。。

 

これも、また100年後の職人さんに向けてのメッセージなのね。と納得するのだろうか、と。^^

 

 

 

 

 

 

私のようにパターンを勉強している人も

 

単に服が好き!っていうひとも

 

みんなに見てもらいたいな~と思いました。

 

 

 

半・分解展は

 

今月は名古屋のギャラリー矢田で開催されます。

6/12-17

 

詳しくは長谷川さんのbrogへ。どうぞ。

http://rrr00129.blogspot.com/

 

#半・分解展 #パターン

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新入園の季節

 

 

4月。

新学期を迎えましたね。

 

今週から真新しいスーツの人を多く見かけます。

 

多分、大学とかの入学式を迎えた方でしょうか。

 

初々しくって、

自分にもこんな時期あったんだなぁ、って

 

懐かしく

甘酸っぱく思い出しますね。。

 

もう四半世紀以上 昔のことですもん。

 

 

 

 

同じく

今週、とても懐かしい気持ちにさせてくれたことがあります。

 

 

毎朝 三宮からフラワーロード沿いに歩いて通勤してるんですが

その道沿いに

保育園(託児所かもしれません)があります。

 

その前を通ったときに

泣き声がすごいんです! 

 

昨日から。

 

 

その声を聞いて

『そっかー。新入園児さんが入ったのね』

と、気づきました。

 

そこの保育園は乳児専門(主に0~2歳児)のようで

泣いて登園しているのは、1歳前くらいのお子さんが多いようです。

 

 

多分

産休・育休明けの働くお母さんが

利用されているのでしょう。

 

扉が開いて、中がチラッと見えたら

先生に抱っこされてる子も

ママとバイバイしなきゃいけない子も

みんな泣いています。

 

 

あれだけ泣き声が響いていれば

大丈夫な子も、不安になってくれでしょう。

 

それ以上に

預けるお母さんも、不安でいっぱいです。

 

今朝は夫婦で預けに来ている場面に遭遇しました。

 

 

20年近く前

私が

育休明けの会社復帰に備えて

長女の慣らし保育を始めたころを思い出しました。

 

 

長女が私と離れたくなくて。

泣いて泣いて

バイバイしても、通りを曲がるところまで泣き声が聞こえてきて

帰り道 耐えれなくって

泣いて家まで帰ってました。

 

とうとう、それが耐えれなくなり

夫にも同じ思いをしてもらおうと

 

今朝、私が見た光景と同じように

夫を連れて、預けにいったことも。。

 

案の定、

その帰り道は

夫婦で無言で帰宅しました。(苦笑)

 

 

職場復帰しても、

熱をだして、不意のお迎え電話や欠勤などで

心苦しい毎日が続きます。

 

 

あるとき 

同じ部署の男性社員の方に

 

「そんな小さいうちに預けるなんて、かわいそうで僕なら出来ない」 とか

 

「3歳までは、お母さんと一緒にすごすべき」とか

 

本人には悪意はなかったとはいえ

そんな言葉に傷ついたこともあります。

 

 

働くお母さんが、

何の迷いもなく、子供を預けて離れているわけないですよね。

 

20年近くたって、

働くお母さんも増えて

私と同じように周囲からは言われないかもしれませんが

常にママたちは

「ほんとにこんな可愛い時期に預けてもいいのかな」

と 不安になっています。

 

 

でも、

 

でも、大丈夫です

 

 

 

うちの子 20歳、16歳、11歳ですけど

 

今も めっちゃ可愛いですー( *´艸`)

 

 

3歳までが可愛いなんて あれ、嘘ですね。(笑)

 

だから、

心苦しくならなくって

大丈夫です。 (キッパリ)

 

 

大きくなっても、それぞれの時代可愛くって

その時々で

成長を感じれます。

 

だから、

お母さんの大事な仕事を 育児のためだけに

あきらめることは

してはいけませんよ。

 

私も、紆余曲折ありましたけど

細々と 仕事を続けたおかげで

今もこうしてパターンの仕事を続けることが出来ています。

 

仕事と家事の両立は、

しんどいこともあるけれど

 

それぞれが

お互いの気持ちの逃げ道になってます。

 

仕事がいやなときは家が

家がいやなときは(おいっ)仕事が

いい意味で気持ちの切り替えを

させてくれます。

 

 

この一二ヶ月を乗り切って

いや

半年かもしれないけど

 

ママもお子さんも

自分のペースを見つけて

生活を楽しんでくださいね。

 

陰ながら応援しています。

 

#子育て #保育 #働くお母さん #ワーキングマザー #保育園

 

 

 

 

 

 

 

 

彫刻作品から受けるパターン展開のヒント

9月が終わり、台風も去り、10月がやってきましたねー。

 

 

 

ここ神戸も昨日からぐっと

 

さわやか?というか

 

秋めいてきました。。

 

昨夕の帰宅時は、ちょっと半袖では寒いくらいでした。(。・ε・`。)

 

 

「秋」というと、

 

・スポーツの秋

・芸術の秋

・食欲の秋

 

昔から色々いわれていますが

 

あなたが真っ先に思い浮かぶものはなんですか?

 

 

aridonはですねー。

 

なんと、芸術の秋!

 

(*・∀-)☆

 

意外でしょうか?

 

 

 

毎日の通勤路のフラワーロード

 

別名『花と彫刻の道』

 

となっていたのを知ったのは、つい先日のこと。

 

 

ブロンズ像やモニュメントなどなど、沢山あるな~、って

 

歩きながら感じてたんですが

 

なんと、37点もの彫刻が

 

加納町から二号線までの間に点在しているみたいです。

 

 

その中の一作品に

 

ひどく魅了されたわたし。

 

(✿ฺ-ω-)

 

 

それが、兵庫トヨタ本社の前にある

 

こちらの作品。

 

「歩く鉄」

 

でございます!(*≧▽≦)bb

 

 

 

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見事に歩いています!

 

 

左から右に歩いています!

 

 

もう、歩いて歩いて、

あと一歩踏み出しちゃうと、落ちちゃうよー。ww

 

 

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横から見たところ。

 

 

鉄の板を、がっしりとボルトでとめてますね~。

 

 

毎日見てると、

この大きな鉄が、人間に見えてきてしまう不思議。。。

 

 

これが、芸術の力なんですよねーー。(●´艸`)ヾ

 

 

 

自分的に、何でこの作品に魅かれるのか

 

少し分析したんですけど。。

 

 

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このね。

 

歩いている「脚」の部分の

 

ウエーブの感じ?

 

っていうんですか?

 

 

一見、不ぞろいな様でいて

 

実は、動きが自然にそろっているように見せているんですねぇ。

 

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脚の曲がり方が、ちゃんと同じ方向に流れているのですよ。

 

 

赤は左側に、青は右側に流れてますよね。

 

ちゃんと水の波紋のように、すべての脚がそろってます。

 

 

隙間はイレギュラーですけど、まぁそこは外しとかないと

 

逆にきっちりしすぎたら、魅力がないですもんね。

 

(。・ε・`。)

 

 

 

一枚一枚の鉄の曲がり方は違うけど

 

合体すると、こんなに一体感が生まれるんですね。

 

 

横から見たらこんな感じ↓

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。。。。。。

 

彫刻作品について、熱く語る私って

 

怖いですか?(笑)

 

 

でもね、これ仕事にも生かせるなーって

 

ふと、ひらめいたんです。

 

 

 

 

何回も見ていたら、

 

この表現方法は、フリルとかフレアーのパターン作成にも

 

生かせるんじゃないかって。

 

 

 

単調なフリルやフレアーの展開をするときって

(デザイン性のあるフリルやフレアーはこの非ではありませんが)

 

つい同じ分量を均等に展開してしまいがちです。

 

 

だけど、展開の隣同士で微妙に分量に差をつけてみると

 

「そこ」だけ見ちゃうと、不ぞろいかもしれませんが

 

服(作品)としては、大変 味のある、魅力のあるものに

 

仕上がるかもしれませんね!

 

 

 

わたしが、この「歩く鉄」に

 

無性に魅かれるように、

 

 

私が作ったパターンで出来上がったお洋服を

 

「大好き」で着てくれるお客様が一人でも増えてくれたらうれしいなぁ。

 

 

 

#パターン #パターン作成のヒント #彫刻 #フラワーロード