デザインする上での大切なデザインソース
節分が過ぎて 立春を迎え
季節が一つ進みましたね。
今日の日差しは、少し春を感じます。^^
今、窓の外に広がる空には
雲ひとつ見えないです。
これで、PM2.5と花粉が飛んでなかったら
サイコーなんだけどなぁ。。^^;
マスクをかけて予防するのみですね。
花粉症もちの皆様は
共に頑張りましょう~♪
さて、少し実務が落ち着いたので
会社にストックしていた編地の整理をコツコツとこなしていました。
一つのデザインが決まると、使用するテキスタイル(糸)で
適正なゲージで編地を作製します
ベーシックな編地もあれば
編み変化やジャガード編みなどのものまで
多種多様な編地のストックが集まるわけです。
この限られた空間に!!
というわけで、整理整頓をしなければなりません。。
でないと、編地とサンプルの山に埋もれてしまう!!
ホールガーメントや、成型のパーツ編みなど特殊なもの以外は
このように、ファイルに入る大きさに整えて
保存します。
こちらは、ニットの基本中の基本の
【タック】 【ミス】 【ニット】 【ドロップ】などを
使っての編み地を抜粋したファイルです。
ベーシックな編み変化です。
こうやって一つ一つの編地をじっくり眺めていると
本当に勉強になります。
編地の成り立ちとか。。
普段、仕事で見ているときにはこんなに組織をじっくりと眺めませんからね。^^;
「度違い天竺」「度違いガーター」とか、
面白い!!
あ、度違いの「度」は、度目(どもく)のことです。
普通は一枚のパーツの中は同じ度目で編むのですが
わざと「度違い」にしてループの大きさを変えて、見た目の変化を付けた編地に仕上がります。
こういうちょっとした小技でも、十分変化にとんだ表情を作ることが出来るのが
ニットデザインの面白さですよね。
下はタックの技法を使った編み地とか。。
ここで紹介しているのは、ほんのほんの一部分です。
実は、こちらの壁面いっぱいにあるファイルは
細分化された編み地のファイルです。
『ジャガード編み』『インターシャ編み』『ケーブル柄』『目写し柄』『フレアー』などなど
新しくデザインを起すときの参考にもちろんのこと、
ニット工場様に、編み地依頼をする時にも、こちらのストックした編み地を添えて
お願いすることもあります。
ファッション雑誌や写真だけでは、編み組織まではっきり分りませんから
このファイルが生きてくるんですよね~。
原点にかえれるこの作業は、本当に楽しいです。
さ、明日からはCADを頑張らなければ!!
パタンナー オカモト