パタンナーaridonのメモ帳

(株)インプルーヴでパタンナーやってます。

彫刻作品から受けるパターン展開のヒント

9月が終わり、台風も去り、10月がやってきましたねー。

 

 

 

ここ神戸も昨日からぐっと

 

さわやか?というか

 

秋めいてきました。。

 

昨夕の帰宅時は、ちょっと半袖では寒いくらいでした。(。・ε・`。)

 

 

「秋」というと、

 

・スポーツの秋

・芸術の秋

・食欲の秋

 

昔から色々いわれていますが

 

あなたが真っ先に思い浮かぶものはなんですか?

 

 

aridonはですねー。

 

なんと、芸術の秋!

 

(*・∀-)☆

 

意外でしょうか?

 

 

 

毎日の通勤路のフラワーロード

 

別名『花と彫刻の道』

 

となっていたのを知ったのは、つい先日のこと。

 

 

ブロンズ像やモニュメントなどなど、沢山あるな~、って

 

歩きながら感じてたんですが

 

なんと、37点もの彫刻が

 

加納町から二号線までの間に点在しているみたいです。

 

 

その中の一作品に

 

ひどく魅了されたわたし。

 

(✿ฺ-ω-)

 

 

それが、兵庫トヨタ本社の前にある

 

こちらの作品。

 

「歩く鉄」

 

でございます!(*≧▽≦)bb

 

 

 

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見事に歩いています!

 

 

左から右に歩いています!

 

 

もう、歩いて歩いて、

あと一歩踏み出しちゃうと、落ちちゃうよー。ww

 

 

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横から見たところ。

 

 

鉄の板を、がっしりとボルトでとめてますね~。

 

 

毎日見てると、

この大きな鉄が、人間に見えてきてしまう不思議。。。

 

 

これが、芸術の力なんですよねーー。(●´艸`)ヾ

 

 

 

自分的に、何でこの作品に魅かれるのか

 

少し分析したんですけど。。

 

 

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このね。

 

歩いている「脚」の部分の

 

ウエーブの感じ?

 

っていうんですか?

 

 

一見、不ぞろいな様でいて

 

実は、動きが自然にそろっているように見せているんですねぇ。

 

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脚の曲がり方が、ちゃんと同じ方向に流れているのですよ。

 

 

赤は左側に、青は右側に流れてますよね。

 

ちゃんと水の波紋のように、すべての脚がそろってます。

 

 

隙間はイレギュラーですけど、まぁそこは外しとかないと

 

逆にきっちりしすぎたら、魅力がないですもんね。

 

(。・ε・`。)

 

 

 

一枚一枚の鉄の曲がり方は違うけど

 

合体すると、こんなに一体感が生まれるんですね。

 

 

横から見たらこんな感じ↓

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。。。。。。

 

彫刻作品について、熱く語る私って

 

怖いですか?(笑)

 

 

でもね、これ仕事にも生かせるなーって

 

ふと、ひらめいたんです。

 

 

 

 

何回も見ていたら、

 

この表現方法は、フリルとかフレアーのパターン作成にも

 

生かせるんじゃないかって。

 

 

 

単調なフリルやフレアーの展開をするときって

(デザイン性のあるフリルやフレアーはこの非ではありませんが)

 

つい同じ分量を均等に展開してしまいがちです。

 

 

だけど、展開の隣同士で微妙に分量に差をつけてみると

 

「そこ」だけ見ちゃうと、不ぞろいかもしれませんが

 

服(作品)としては、大変 味のある、魅力のあるものに

 

仕上がるかもしれませんね!

 

 

 

わたしが、この「歩く鉄」に

 

無性に魅かれるように、

 

 

私が作ったパターンで出来上がったお洋服を

 

「大好き」で着てくれるお客様が一人でも増えてくれたらうれしいなぁ。

 

 

 

#パターン #パターン作成のヒント #彫刻 #フラワーロード