『伝説のファッションデザイナー』 鳥丸軍雪展へ
展示会の最終週のぎりぎりに
鳥丸軍雪(とりまるぐんゆき)展へ行ってきました
神戸市の南東にある人工島「六甲アイランド」にある
この『神戸ゆかりの美術館』っていうのができてるのも
知らなかった。。。
どんだけ、ここに来てなかったのか・・・(´・ω・`;)
この建物の一階にどちらの美術館も入っています。
※ゆかりの美術館では、ヒグチユウコさんの展示会をされていました。
そちらは多分9月まで開催されていたかと。。ご興味ある方は是非どうぞ~
「烏丸軍雪」
恥ずかしながら、わたくし彼の名前を存じ上げてませんでした。。
若くして渡英し、イギリスでファッションデザインの腕を上げて成功された方
英国王室、スエーデン王室、サッチャー元元首、などそうそうたるセレブに、
イブニングドレスを作って差し上げている。
それは本当にすごいことなのに、日本ではあまり語られていないのは少し残念ではありました。
軍雪氏の作品の特徴として
・ドレープを多様に使ったデザイン。
・さまざまなプリーツの組み合わせによるデザイン。
・女性の体を最大限にエレガントに見せるデザイン。
この三つだと感じました。
以下、写真がOKだったゾーンに飾られてたドレスです。
袖からボディへもつながったドレープのデザイン。
用尺何メートル使ってるのかな?。。。と、想像してしまう 苦笑
ダイアナ妃のためのイブニングドレス
その他、デザイン画
どれも細かいところまで描かれていて、忠実にドレスに興されているのにびっくり。
日本の黒柳徹子さんとも交流があるようで
彼女の舞台衣装なども製作されていました。
すべての作品を
下から食い入るように覗き込んでましたね。苦笑
布の使い方、もって行き方、すべてが勉強になりました。
今回の神戸の展示会の前進として、昨年に彼の故郷の宮崎で展示会を開催されたそうです
今後も日本各地を巡回されると思うのですが、
お近くで開催された折には、一見の価値ありかとおもいます。
#神戸 #kobe
#ミニマムロット
#小ロット
#極小ロット
#ニット生産
#オーダーニット
#オリジナルニット
#ニットファクトリー
#10ピースニット
株式会社 インプルーヴ パタンナー オカモト
kiitoマルシェ2019 終わりました
売上の一部をチャイルドケモハウスへの寄付とするチャリティイベントの
「kiitoマルシェ 2019」 は無事に終了いたしました!!
毎年、参加されるブースもお客様も増加しているように感じます。
みなさんのパッションを感じました。
インプルーヴニット倶楽部のブースへも
たくさんの方がワークショップにお越し下さいました。
ブース番号「17」でした。
ワークショップ1回500円でしたが
内100円は、チャイケモ様へ寄付になりました。
このような、オリジナルのポンポンアクセサリーを作ることが出来ます!
糸は、市販の雑貨屋さんでは売られてないような
工業ニット製品の材料の糸のサンプル糸です。
この中から、自分ですきな糸を選んで作れますよ~~。
普段には手に取れないような糸が大人気で、皆さんに喜んでもらえました。
本当にありがとうございました。
今年の会場は、風船が効いたデザインでしたね~。可愛かったです。
緑のTシャツを着ている人がたくさんいますね。
チャイケモウォーク参加の方と、事前にNETで購入できたそうです。
ワークショップをしていた傍らで
ワタシ作の「ニットシュシュ」を販売させてもらいました。
事前に広告宣伝をしていなかったので、販売数ゼロかなぁ。。。と思ってたらば!!
救世主現る!!
愛猫のために2つ買ってくださいました~~泣
キジトラちゃんのお写真をそっと出し。。
何色が似合うかな~、と真剣に悩まれてた女性には
グリーンと紫の2種類をお勧めさせていただき、、、
なんと!!
二種類とも、お買い上げくださいました!嬉
本当にありがとうございました!
とても励みになりなりました。
今後も細々と、ニットシュシュを作っていきたいと思います。^^
パタンナー オカモト
リンキング講座の様子
先月のことになりますが
オープンKIITO で、ワークショップ以外にも
「ラボ・レクチャー」として
一般の方にも”リンキング機”を知ってもらおう!ということで
簡単なセミナーを開きました。
1.リンキングって何?
https://www.youtube.com/watch?v=VX5bgn8hHsc
リンキングの機械の説明と種類についてはなしてます
2.実際にリンキングを動かしてみよう。
天竺袋の衿を、実際にヤスミ式リンキングで作っていく工程を
動画で紹介しています。
https://www.youtube.com/watch?v=WKuIENWayCQ
ユーチューブチャンネルを埋め込めなくって
外部リンクになりますが、
よろしくお願い致します!
パタンナー オカモト
チャイルド・ケモ・ハウスの見学に行ってきました
まず、はじめに。
先週末の土曜日、無事に オープンKIITO2019 が終了しました。
たくさんの方が 歴史的な建物であるKIITO(デザインクリエィティブセンター神戸)を
来訪してくださり、クリエイターラボも見学していただきました。
私もワークショップの合間にはなりますが
お部屋をのぞきにこられた方に簡単に
仕事の説明などをさせていただきました。
また当日は、kiito内ラボでたくさんのショップやワークショップが催され
みなさまに楽しく遊んでいただけたと思います。
インプルーヴ開催の「ニットポンポンアクセサリーを作ろう!」も
大変好評でした。
毎年楽しみに参加下さる方も!! 嬉しかったです^^
来年も、たくさんの方に他の心でいただけるよう頑張ります。
本当に、ありがとうございました。
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オープンKIITOが終了したところですが
次は 5月26日に「KIITOマルシェ」の開催が決定いたしました!!
「KIITOマルシェ」はチャイケモ(※)の支援を目的としたチャリティマルシェで
家族で楽しめるワークショップや商品・飲食販売など40店舗以上が並びます
売上の一部はチャイケモに寄付されます
(※チャイルド・ケモ・ハウスの略名・愛称)
ということで先日に そのチャイケモハウス様に見学に行ってきました
主に小児がんと闘うお子様とご家族が暮らせる滞在型の施設
ドナルドマクドナルド・ハウスと同じような施設と言えばピンと来る方もいらっしゃるかな?
医療ケアが必要な子どもと家族が「家のような空間」で
共に暮らしながら治療も行える日本発の施設です
2013年、神戸ポートアイランドにオープン
KIITOマルシェのスタッフさんとチャイケモの小児科医の先生より
現在の小児がんに関する事前のレクチャーを受け、いよいよ施設内部へ…
中庭
共有スペースには、チャイケモ専属のアートディレクターによる
マスキングテープでの飾りつけ
何処にいても天窓からの明かりがやさしいです
各居室は、大小さまざまで19室あります。
こちらはリビングもある大きなお部屋
お風呂もトイレも広々で清潔
ベッドから起き上がれない時でも
天窓から外の気配を感じられるようにと、ナースコールのある場所の上は
必ず天窓がありました
チャイケモ建物自体が平屋建てになっており
各居室は、外部と直接出入りできるようになっており
また、独立しているのでプライバシーも確立できます
仕事で夜遅くなったとしても安心して帰れますね
もちろんキッチン、バスルームも完備で
お母さんの手料理が食べられますね
(食事は基本、各家庭で用意)
また吐き気が強い時期などに 調理の臭いが敏感になる場合には
共有のキッチンも部屋の外にありますので
大変便利だと思いました。
広い広いプレイルームも中庭の横にあります
もちろん遊ぶ前には、検温など忘れずに。。
クリニック(先生がいらっしゃる部屋)のまえにあるのも安心ですね
壁面には ドネーションプレート(寄付をされた方・企業の札)を使った巨大なすごくゲームがありました
こういうところは、デザイン都市宣言している神戸ならではだなぁ。。と
感心します
また、施設の中には大きな浴場も完備
家族みんなで、温泉を満喫できるように
寝たきりの子どもでも入れるサイズの浴槽
幼稚園や学校に行きたくても通えない子どものために
教室として使えるように設計されている部屋もありました
実際に保育士さんが来て遊んだりもできるそうです
現在、国内での5歳~14歳の死因の一位は小児がんということ
大人の癌と違い小児がんは、がんそのもののしくみも違うため
8割は完治はしますが、難病といえるのかもしれません。。
因みに15歳~19歳の死因一位は「自殺」となります
これも複雑ですよね。。
見学した時間は夕方だったのですが、
各居室の前を通ると、朗らかなお子さんの笑い声が聞こえていました
今回のKIITOマルシェと同日に開催予定のチャイケモチャリティーウォーク
こちらのゴールがKIITO になっています
初夏の神戸を颯爽と歩きます
参加費の必要経費を除いた金額がチャイケモの寄付となります
グリーンのTシャツを着て、一日KIITOで遊んでみませんか?
パタンナー オカモト
『オープンKIITO(キイト)』 開催します
今年もこの季節がやってきました!
オープンKIITO 2019.3.16 に開催です。
神戸市中央区にある デザインクリエィティブセンター神戸
通称「KIITO(キイト)」
一階はイベントホール、カフェ
二階は生糸検査所のギャラリーやレンタルルームなど
通常は、一般の方でも入館できる建物となってますが
三階以上は、クリエィターズ・ラボとして
入居しているラボ関係者以外は立ち入り禁止となっています。
私の会社 株式会社インプルーヴも
このKIITOの4階のラボの一室にあります。
年に一度のこの日は
各ラボの扉を開けて(オープンにして)
一般の皆様に、デザイナーやクリエィターの仕事場を見ていただこう!
という主旨の日なのです。
ラボを回りながらスタンプラリーを楽しんだり
KIITOの歴史を元検査員の方よりお聞きするツアーや、
クリエイターのレクチャーを受ける時間が設けられたりなど
盛りだくさんの一日となっています。
また、この日は
一部のラボで無料・有料のワークショップも開催されます。
当社『インプルーヴ』も
毎回 好評をいただいてる いろんな毛糸を活用してつくる
「ニットポンポンアクセサリー」のワークショップを行います!
オープンKIITOのHPで
随時、新しい情報に切り替わっていくかと思いますが、
420号室の「インプルーヴ」に関していえば
①11:00~ ②14:00~ ③15:00~の三回で、
各5名様のみの受講になります。(無料です)
とてもありがたいことに、毎年午前中で予約がいっぱいになります。(´・ω・`;)
前日までの事前予約はなく
当日の、各受講の一時間前より整理券をお配りしますので
それをもって予約終了となります。
11時の回のみは
整理券ではなく、先着順となってますので
ご理解のほどよろしくお願い致します。
ワークショップ以外にも
ラボレクチャー・・各ラボの会社紹介、お仕事紹介にも参加予定です。
また、当日はお向かいの 神戸税関でも
12:00~17:30 は庁舎特別開放されます!
そして18:00~からは、神戸税関の中庭のライトアップと
音楽を楽しむインスタレーションも開催されるそうです。
益々楽しみな一日になりそうですね。
是非、港町神戸にお越し下さい!!
パタンナー オカモト
デザインする上での大切なデザインソース
節分が過ぎて 立春を迎え
季節が一つ進みましたね。
今日の日差しは、少し春を感じます。^^
今、窓の外に広がる空には
雲ひとつ見えないです。
これで、PM2.5と花粉が飛んでなかったら
サイコーなんだけどなぁ。。^^;
マスクをかけて予防するのみですね。
花粉症もちの皆様は
共に頑張りましょう~♪
さて、少し実務が落ち着いたので
会社にストックしていた編地の整理をコツコツとこなしていました。
一つのデザインが決まると、使用するテキスタイル(糸)で
適正なゲージで編地を作製します
ベーシックな編地もあれば
編み変化やジャガード編みなどのものまで
多種多様な編地のストックが集まるわけです。
この限られた空間に!!
というわけで、整理整頓をしなければなりません。。
でないと、編地とサンプルの山に埋もれてしまう!!
ホールガーメントや、成型のパーツ編みなど特殊なもの以外は
このように、ファイルに入る大きさに整えて
保存します。
こちらは、ニットの基本中の基本の
【タック】 【ミス】 【ニット】 【ドロップ】などを
使っての編み地を抜粋したファイルです。
ベーシックな編み変化です。
こうやって一つ一つの編地をじっくり眺めていると
本当に勉強になります。
編地の成り立ちとか。。
普段、仕事で見ているときにはこんなに組織をじっくりと眺めませんからね。^^;
「度違い天竺」「度違いガーター」とか、
面白い!!
あ、度違いの「度」は、度目(どもく)のことです。
普通は一枚のパーツの中は同じ度目で編むのですが
わざと「度違い」にしてループの大きさを変えて、見た目の変化を付けた編地に仕上がります。
こういうちょっとした小技でも、十分変化にとんだ表情を作ることが出来るのが
ニットデザインの面白さですよね。
下はタックの技法を使った編み地とか。。
ここで紹介しているのは、ほんのほんの一部分です。
実は、こちらの壁面いっぱいにあるファイルは
細分化された編み地のファイルです。
『ジャガード編み』『インターシャ編み』『ケーブル柄』『目写し柄』『フレアー』などなど
新しくデザインを起すときの参考にもちろんのこと、
ニット工場様に、編み地依頼をする時にも、こちらのストックした編み地を添えて
お願いすることもあります。
ファッション雑誌や写真だけでは、編み組織まではっきり分りませんから
このファイルが生きてくるんですよね~。
原点にかえれるこの作業は、本当に楽しいです。
さ、明日からはCADを頑張らなければ!!
パタンナー オカモト
平成31年1月17日
1月17日
神戸ゆかりのものとしては
決して忘れてはいけない一日です。
24年前の早朝
突然襲った大地震
多くの尊い命が失われました。
今年で平成時代は終わりです。
平成7年に起こった大震災。
思えばこの後、日本全国で
震災が続いたのでした。。
平成は、本当に自然災害の多い時代だったなぁ。。
でも、戦争は起こらなかったわけだから(日本では)
平和な時代ともいえるのかな。
平成の時代の終わりとともに、
この震災が忘れ去られないようにと
願わずにはいられません。
そんな思いもあり、
仕事の帰り道でもある
東遊園地で行われていた「震災のつどい」会場に
記帳に行きました。
東遊園地では、竹の灯篭を用意してくれていて
慰霊のために訪れた人が、ろうそくに火を灯していきます。
竹の中に、お水が入っていて
小さな丸いろうそくを浮かべて火を灯します。
どうか、この暖かな光が犠牲者の心を癒してくれますように。
記帳所へ行くと、
この白い菊を渡されます。
菊をこちらの慰霊モニュメントの中の人工池に浮かべて
犠牲者の御霊を慰めるようになってました。
普段は、天井から下に向かって
水が流れているモニュメント。
地下には、震災でなくなられた犠牲者の名前が入ったプレートが
掲げられているそうです。
たくさんの白菊が浮かんでいました。
自然災害は、忘れた頃にやってきます。
すべて予知も出来ませんし、
する、というのも人間のエゴのような気もします。
ただ平成に起こったたくさんの災害から学び
これからの防災に生かしたいと思います。
犠牲者の御霊が安らかに眠れますように
これからも祈って生きたいと思いました。
パタンナー・オカモト